世界中で大きな地震があるたびに、何らかの形で我々モフィリアと関係があることを認識します。
12年前の東日本大震災は、以前のブログでも触れましたが、ソニーから独立して3か月のタイミングで、まさに出鼻をくじかれましたが、大災害時での本人確認に高性能で貢献できることを再認識した時でもありました。(我々モフィリアの静脈認証技術には、本人が生きているのに意識が無くても、本人を確認できる所持品が無くても、がれきの中で汚れていても、正しく本人確認ができるという特長があります。)
約7年前の熊本地震では、画期的新製品用の重要部品の開発サンプルを造っていただこうとしていた熊本の生産事業所が大被害を受け、結果的に、開発は中断してしまいました。
そして、1か月余り前のトルコ南部の地震。モフィリア創業後最初の大型案件の一つが、トルコでの医療機関向け国家プロジェクトでした。保険証や診察券の代わりに静脈認証で本人確認。10年前のことですから、今のマイナンバーのずっと先を行ってました。今回のトルコ地震の報道を知って直ぐに当時のトルコ側でのパートナーに連絡を取りました。彼ら自身に被害は無かったですが、親戚がいるという戦友もいました。被害のひどさと共に、72時間後も生きて救出される人たちもいて、幸運と人間の強さも実感しました。
そして、改めて、医療・ヘルスケアの分野でグローバルにお役にたちたいとの志を更に強く持ちました。
我々モフィリアの静脈認証技術には、意識がなくとも、生きていれば、マスクをしていたり、手洗いのすぐ後でも、正しく本人確認ができるという特長があるので、改めて災害時の被害減少のお役に立てるべく努力を続けていきたいと思った次第です。
天貝 佐登史