鍵BOX
mofiria指静脈認証デバイスFVA-E2SXと低価格マイコンを使った、電池で動作する「指静脈認証付 鍵BOX」の開発事例を紹介します。FVA-E2SXはマイコンからの制御用I/FとしてUSBの他にRS232Cを持ち、低価格マイコンボードからでも制御が可能となっています。
システム概要
指を認証される方のIDを入力するKey Pad、動作状態を知らせるLEDとBeep音用Speaker、登録者のテンプレートを保存して置くSDカード、Door開閉のソレノイドから構成されます。
制御は以下のように非常にシンプルな流れになります。
- 認証する人のIDを入れます
- 入力されたIDを元にSDカードからテンプレートを取り出し、FVA-E2SXに送ります。
- 認証装置に指が置かれた事を検出して、認証実行コマンドをFVA-E2SXに投げます。
- マイコンは結果をもらいDoorの開閉を行います。
システム概略図
鍵BOX仕様
項目 | 内容 |
---|---|
用途 | 鍵BOXのアクセス制御 |
電源 | 信号処理 5.0V 扉 電磁弁5.0V |
入力 | 入力されたIDナンバーをもとに、個人テンプレートデータを記録媒体から読み出す |
記録媒体 | 外部メモリ |
登録 | 別システムにて、データを記録媒体に保存 |
通信 | RS232Cで、筺体内接続、通信は非暗号(※) |
扉のUnlock/Lock | 認証成功時にUnlock →一定時間経過後にLock |
異常時回避策 | Long Password , マスターKey |
※テンプレートは暗号化されます
基本シーケンス
実装イメージ