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生体認証の時代へ

世界有数のハイテク調査・コンサルティング企業のガートナー社が毎年発表している「ハイプ・サイクル」 という指標があります。
これは、新しいハイテク技術が登場すると、
(1) その期待フェーズ
(2) 期待しすぎに伴う幻滅フェーズ
(3) 幻滅期を乗り越えて社会への定着を進めていくフェーズ
(4) 社会に安定的に普及するフェーズ

といった変遷状態を示すグラフです。

そのハイプサイクルの日本版が昨年10月にリリースされ、「生体認証」が上記でいう (3) のフェーズ、あと2~5年で社会の主流になっていく、というポジションで示され、我々のような関係者は大いに勇気づけられました。
参考記事:
ガートナー、「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2018年」を発表 – デジタル・ビジネスの推進に当たり注目すべき40のキーワードを抽出

折しも、急速にキャッシュレス経済への変貌が叫ばれている日本。 この日本のキャッシュレス化自体が、ハイプサイクルに登場してきた感があります。 期待が大きすぎて幻滅期で玉砕しなければいいですが。。。

そのキャッシュレス決済を安全でスムーズに行なうための要素技術の一つとして、生体認証による本人確認が台頭してきています。
また、キャッシュだけでなく、カードや通帳、印鑑、鍵なども持ち運ばなくて良い、という生体認証のメリットを、日常の他の場面でも活用していく試みも世界中で増えています。

今は、指紋や顔での認証がメインですが、外光や濡れた手やマスク着用などでのストレスが無い我々の静脈認証技術にもお鉢が回ってくるよう、更に奮闘して参る所存です。

2019年04月08日

静脈認証で安全・便利な社会を実現