「皆さまお元気でお過ごしでしょうか?」というのが外交辞令でない、真の質問になった半年でした。年々、災害のマグニチュードが上がっていて、人間の生存能力が試されている感じがします。
弊社の主要技術である静脈認証は、最先端ながら、世界中でもニッチといいますか、ご存じのかたの少ないものなので、今、それなりのインフラができているシステムやサービスを「モフィリアに変えると格段に安全性や利便性が向上しますよ!」と叫んでも、なかなか決断して下さらないのが正直なところです。
そんななかで、日本と違って、しっかりした既存インフラの無い新興国の中には、ここ最近勢いがあり、ゼロから一足飛びに最新鋭の技術を取り入れようという気運で、ダイナミックに短時間で導入を決定してくださるところもこの10年間でいくつかございました。
しかしなから、今回の新型コロナで、新興国はことのほか感染対策に追われ、モフィリアの新インフラどころではなくなって、結果的に、今年の前半は、モフィリアという会社が新型コロナで重症化してしまいました。
ようやく今月になって、世界的に経済活動も徐々に再開されてきたので、弊社への注文や問合せも少しずつ回復して参りました。
苦境の中で、我々の技術の持っている本質的な「対コロナ、貢献能力」を活かしていこうと考えをめぐらせ、『基本的に、非接触でも正しく認証できる』という観点から ユーザーインタフェースを色々ご提案し始めましたので、ご期待ください。
今月からの2020後半戦は、『新型コロナの終息に寄与してモフィリアは拡大した』、となるよう奮闘を続けて参りたいと存じます。