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犯人捜しと善人確認のジレンマ

ソチオリンピックが終わり、私も日ごろの何倍もの喜怒哀楽を経験しました。大きな事件もなく無事に終了したようですが、事前のテロ予告などもあって、開催期間中のセキュリティ対策は相当なものだったと聞いております。

この静脈認証ビジネスにかかわってからずっと感じていることですが、犯罪は起こるものだという前提のもとに、犯人捜しのために行なう本人確認と、善人の人間がきちんと認識されて次のステップに進むための本人確認を同一の機械、技術、システムでやろうとするところに無理があるのではないかと思っています。少なくとも、今の技術レベルだと、どちらかの本人確認プロセスにしわ寄せがきます。

ある国の空港では犯人の見過ごしを何としても極少にするために、指全部の指紋をチェックすることにした。でもそのために、一人一人の本人確認に要する時間がどんどん長くなって、入国審査のところはいつも長蛇の列になる。
そこでは、善人の旅客のストレスや犠牲など二の次、、、といったことがずっと気になっています。
「セキュリティ重視」イコール「便利でない」「面倒くさい」「快適でない」「ユーザー目線でない」という現在のジレンマを何としても軽減したい。

我々モフィリアがそのお役に立ちたい、と切に思っています!!

2014年03月03日

静脈認証で安全・便利な社会を実現