2018年11月1日(木)に日本放送協会 (NHK) のニュース番組で放映、並びに同協会ウェブサイトにて関連記事として公開されている、「指の静脈の生体認証 デジカメ画像で突破される危険」につきまして、株式会社モフィリア (以下、「モフィリア」) の見解をお伝えいたします。
同番組並びに関連記事によると、あたかもすべての静脈認証技術にデジタルカメラによって撮影された画像で認証が突破される危険性があると受け取れる内容でしたが、極めて特殊な環境で特殊な機器・技術を使って実験された結果を公表されたものに過ぎず、モフィリアの静脈認証技術とは何ら関連性があるものではありません。
特に以下の点におきまして、モフィリアの静脈認証技術との明確な相違点が見られます。
・モフィリアの利用している静脈部位は可視光で見えるものではない。
・モフィリアの静脈認証は特定波長の近赤外光を当てて登録することによって作成された静脈データであり、そのデータは同じ特性の近赤外光を当てないと見ることができない。
・モフィリアの利用している静脈部位は指表皮部だけではなく、一定の深度部分も含んでいる。
・同番組並びに関連記事では指の節や外形も登録・認証に使用しているように見受けられるが、モフィリアでは静脈のみ利用している。
同番組並びに関連記事の内容は、モフィリアの静脈認証技術を利用されているお客様に徒に不必要な不安を与え、モフィリアの事業に影響を与えかねないものであるため、今回の報道に関連する諸団体には文書にて、情報の訂正並びに今後の正しい情報発信を依頼してまいります。
平成30年11月2日(金)
株式会社モフィリア
代表取締役社長 天貝 佐登史